本文へスキップ

公益財団法人総合工学振興財団

Foundation for Interaction in Science & Technology,Japan

公開セミナー 

イブニングセミナーでは、年7回の講演のほかに、年2回の実地研修会を実施して
おります。
本年度は、「NIMSにおける計算・実験・解析の融合」の講演テーマに基づき、実地
研修を行います。
1回実地研修の開催は下記のとおりとなります。
参加をご希望の方は、下記ウェブサイトに掲載の参加申込書(Excel / PDF)
ダウンロードして必要事項を記入のうえ、イブニングセミナー事務局までE-mail
あるいはFAXでお申込みください。
詳細ウェブサイト: http://www.nims.go.jp/publicity/evening-seminar/

開催日時:826日(金) 14時~1640
開催場所: 物質・材料研究機構 (つくば市千現1-2-1)
研修内容: 次の4項目について研究施設での見学を行います。

(1) 高ひずみ速度付与加工熱処理シミュレータ :
   圧延加工等の、金属の圧縮加工時に形成されるミクロ組織を幅広い加工条件で
   再現することを目的とした試験装置を説明します。
   数値シミュレーションとの連携により、新しい組織創出と加工処理条件の
   普遍的関係を見いだす、次世代プロセス・新材料創出のためのツールです。
(2) 材料熱伝導特性の測定 :
  熱伝導率は、物質内の熱の流れ易さを示す物性値です。電子機器の放熱やエンジン、
   熱電材料の断熱など熱の諸問題を解決するため、材料の熱伝導率を把握することが
   重要です。ここでは、ナノ-マイクロ-ミリスケールでの材料の熱伝導率を測定する
   装置や、独自開発のナノスケール薄膜の熱伝導率測定装置を紹介します。
(3) MANAファウンドリー :
  NIMSでこれまでに蓄積した知識・技術を基に、ナノマテリアルやナノデバイスの
   研究のために世界中から集まった研究者に、最先端の微細加工技術・分析技術を
   提供しているのがMANAファウンドリです。その施設・支援内容について説明します。
(4) 超高感度センサー :
  膜型表面応力センサー(MSSセンサー)について紹介します。超小型化・集積化・
   多チャンネル化などが可能で、ニオイの元のガス分子から、DNAやたんぱく質など
   の生体分子にいたるまで、多様な分子を大気中あるいは液体中で測定できる、汎用性
   の高い超高感度センサー素子で、従来のカンチレバー型センサーに比べ約100倍の
   感度を実現しています。
                 戻る