平成26年度事業報告書
1 | 事業の期間 |
平成26年4月1日から平成27年3月31日までとする。 | |
2 | 事業方針 |
理工学のみならず、医・薬・農、更には、法律、経済、歴史など文系分野をも含めた様々な学際的、業際的分野を網羅した総合工学的な科学・技術・文化の発展を目指す。 | |
3 | 事業の内容と取り組みについて |
総合工学的な観点に立って、社会・環境に貢献する創造的、かつ調和のとれた科学・技術・ 文化の発展を目指し、事業方針に基づく研究助成事業と人材育成事業を実施する。 その推進のため、研究助成、科学技術の普及・啓発活動助成、国際研究交流助成等の助成事業と公開セミナー、国際シンポジウム等の人材育成事業を行う。 |
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3.1 | 研究助成 |
3.1.1 | 研究奨励助成 |
優れた研究課題を対象とした大学及び公的機関の研究者への研究奨励金交付。 @70万円×6件、420万円を交付。 ① 募集期間:平成26年3月3日~3月31日 ② 募集方法:財団ホームページで公開 応募者数:7名 ③ 選考方法:評価基準書に基づき選考委員が研究奨励金交付申請書を審査し評価表の集計結果 に基づき出席選考委員が審議し決定。 ④ 選考結果:審議の結果、本年度は下記の6名を選考。 元国献也
:フリードリッヒ・シラー大学イェーナ ポスドク研究員 剛直なポリマー主鎖を有するレドックスポリマーの合成とその電気化学的特性の
解析 木口賢紀 : 東北大学 金属材料研究所 准教授 2次元応力場におけるジルコニア超薄膜の相安定性 鷹野景子 : お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科 教授 遷移金属錯体を利用した新規触媒反応の開拓と反応機構の解明 仲 章伸 :倉敷芸術科学大学生命科学部 生命科学科 教授 ナノサイズ星型ケイ素化合物の合成と新機能性材料への応用 山野井慶徳 : 東京大学大学院理学系研究科 准教授 光化学系Ⅱ-人工分子ワイヤ複合化材料の開発と水分解による光誘起水素発生 岩崎真之 : 岡山大学大学院自然科学研究科 助教 ⑤ 採択書発行:平成26年6月24日 ⑥ 交付完了 :平成26年9月2日 |
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3.1.2 | 科学技術の普及・啓発活動助成 @20万円×2件、40万円を交付。 ① 募集期間:平成26年3月3日~3月31日、及び6月1日~30日。 ② 募集方法:財団ホームページで公開 応募者数:2名 ③ 選考方法:平成26年度第3回臨時理事会で審議し決定 ④ 選考結果 企業・大学との連携による中小企業の物つくりを通じた小・中学生への科学技術教育 一般社団法人環境教育振興会 深澤秀治理事 「理系の魅力発信フォーラム」による理系人材の発掘 国立大学法人名古屋大学 佐藤登客員教授 |
3.1.3 | 国際研究交流助成 |
平成26年度事業計画で国際研究交流助成はポスドク雇用等の2年間の支援決定。 平成26年度分600万円を予算化。 |
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3.1.4 | 研究助成推進費 研究奨励金交付対象者の選考会議費用15万円、及び会計ソフト費4万円等。 |
3.2 | 人材育成事業 |
3.2.1 | 公開セミナー開催 |
公開セミナー:独立行政法人 物質・材料研究機構へ協賛金:60万円 |
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3.2.2 | 国際シンポジウム開催 ① 第26回有機金属化学国際会議 22万円 平成26年6月30日 ② アジア化学会連合組織委員会 200万円 平成26年8月5日、9月8日 ③ 2014CRCシンポジウム 85万円 平成26年9月29日 ④ 第9回有機化学分野若手研究者ワークショップ゚ 73万円 平成26年11月17日 ⑤ P2M国際会議(ベトナム) 110万円 平成27年2月2日 ⑥ クアルランプールシンポジウム 43万円 平成27年2月2日 ⑦ 第26回有機金属化学国際会議(平成26年7月13日~18日札幌)の会計事務管理協力 |
3.2.3 | 編纂・出版助成 |
移行申請時に公益目的事業の一環として成果の普及・活用を掲げてあり、 今期初めて実行。 京都大学東南アジア研究センターのインドネシア農業生産統計調査支援 |
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3.2.4 | 人材育成推進費 |
国際シンポジウム推進費用33万円、及びファイリング用HD費5万円 | |
以上 |
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